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新作発売『堕ちる花嫁と二人の夫』 |
こんにちは。いつの間にやら8月ですね。あっついですね……!
語彙力も集中力もでろでろ溶けて、物書き的にもピンチな夏ですが、暑さはまだこれから本番来る感じ?
今年は初めて携帯用のハンディ扇風機を買いました。汗を流すためにお風呂に入っても、入浴後の発汗が全然止まらないループ。
そんな暑苦しい季節に、より暑く――もとい、熱くなるような新作のご案内にまいりました。
8/3に、『堕ちる花嫁と二人の夫』(ソーニャ文庫)が発売されました(※電子書籍の配信は9/2予定です)。
あらすじは以下のとおり。
――ずっとこうして、二人で可愛がってあげよう。 幼馴染であり、侯爵家の嫡男でもあるエラルドに嫁いだルチア。
穏やかな結婚生活を送っていたが、
エラルドは医師として戦地へ赴き帰らぬ人となってしまう。
壊れそうなルチアを支えたのは、亡き夫の異母弟であるグレンだった。
積年の恋心をぶつけられ、エラルドの遺言も見せられたルチアは、
茫然自失のままグレンの荒々しい愛を受け入れる。
だがそこへ、死んだはずのエラルドが戻ってくる。
どこか変わってしまった彼に、驚きの提案をされて――?
柔和で策士な兄と不愛想で一途な弟。“二人の夫"の愛欲に、純真な令嬢は翻弄されて……。
タイトルや表紙からバチバチにアピールしているとおりの3Pものです。 人前で「さんぴい」と口にするのが憚られるときは、「桃色三つ巴」って婉曲表現に言い換えてます(絶対流行らない)。
この三つ巴設定、エロガッパとしては『平安秘めごと絵巻 貴なる兄弟と溺れる甘い禁悦』(シフォン文庫)以来になります。6年ぶり。
ソーニャ文庫さんとしても、7年ぶりになるようです。オリンピックどころじゃなくご無沙汰!
個人的な話をすると、この作品に取りかかる前には『悪役令嬢は異世界転生しても乙女ゲームをつくりたい! オトメ趣味を隠していた俺がどうして巻き込まれているのだろう?』(ジュエルブックスピュアキス)を書いておりました。桃色シーンの一切ない、ピュアホワイトな一冊でした。
それはそれで楽しかったのですが、久しぶりに健全な作品を書いた反動で、次はとことんインモラルなものを書きたい欲求がMAXになっておりまして。
インモラルの極みといえば、やっぱりあれか。
ここでいっちょやるか、三つ巴。
ということで担当さんにプレゼンし、書かせていただける運びになりました。攻め手が二倍になる分、濃密エロになるよう頑張りました。息切れしながら頑張りましたよ。
挿絵の作画コストも一気に高くなる三つ巴ですが、ウエハラ蜂様に担当していただけたことも僥倖でした。どのイラストも神がかっておりますので、ぜひ見ていただきたい!
とはいえ、人を選ぶ題材だなという自覚はあります。苦手な方には無理にとは言えないのですが、お好きな方には情報だけでも届くことを願っています。
業界的にも三つ巴小説減ってるらしいですが、私は大好きなので。皆様、もっと書いてくださるといいと思う。
ソーニャ文庫さんのメルマガ会員限定ページで読める番外編『真夜中の結婚式』には、初挑戦となる特殊プレイ(!)も盛り込みましたので、こちらもどうぞよろしくお願いします。
最後にまたもや個人的な話になりますが、別名義での著作やアンソロジーへの寄稿なども含めると、今作は40冊目の本になります。
2009年8月のデビューからは、干支ひと回りして12年。乙女系小説を書き始めてからは、ジャスト10年目になりました。
いろんな意味で節目の夏となり、ここまで物書きのお仕事を続けてこられたことを、全方位に感謝しています。本当にありがとうございます。
次は50冊目指して頑張るつもりですが、ひとまず情報解禁済みの近刊予定は、
配信の際は改めて情報発信しますが、うっすら覚えておいていただけましたら。
それではまた。この酷暑を乗り越え、無事にご報告に来られるように、なんとか生き延びます……!
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こめんと [ 0 ] |
新刊発売 『ソーニャ文庫アンソロジー 化け物の恋』 |
こんにちは。すっかり春めいてきましたね。
自分的には年が明けてからここまであっという間で、一体何をしていたっけ……と思っているうちに、気づけば新刊が出ておりました。
といっても今回は単著ではなく、『ソーニャ文庫アンソロジー 化け物の恋』という一冊に参加させていただいた形です。
あらすじは以下のとおり。
極限の愛、届かぬ気持ち、絶望の中の恋…… 人の世に拒絶された者たちは、唯一の愛にすべてを捧げる。
人気作家陣が描く、ひたむきで切ない異端の純愛! 4編収録!
◆おやすみ、愛しい人(山野辺りり)◆
英雄として戦地から戻ったものの別人のようになっていた幼馴染。
エマは必死に彼の笑顔を取り戻そうとするが……。
◆バケモノと恋を影にひそませて(八巻にのは)◆
大学生の莉緒は引きこもり御曹司(32歳)の世話係。
ダメすぎる大人だけれど放っておけない理由があって!?
◆恋廓あやし絵図(葉月エリカ)◆
吉原に売られた音羽は、純朴な絵師と心を通わせる。
愚かなことと知りつつも彼との将来を夢想するが……。
◆灰の王と歌えぬ春告げ鳥の話(藤波ちなこ)◆
火事により容姿を損なった王子は声を失った娘と惹かれ合う。
その恋がもたらす騒乱を知らず――。
葉月の作品は『恋廓あやし絵図』。江戸吉原を舞台に、絵師ヒーロー×新米遊女ヒロインの恋物語を書かせていただきました。
ゲーム『吉原彼岸花』のお仕事以来、遊郭メインの話を書くのは久しぶりでした。ずっと書きたいとは思っていたものの、TL小説の世界で遊女ヒロインはハードルが高いかも……と。
ですが、今回はアンソロジーですし。ちょっと変わったことしても、バラエティのひとつとして許されるのでは? と提案したところ、OKをいただきました(アンソロジーのお仕事はこれで3度目ですが、毎回同じように「イレギュラーなネタ書いていいですか?」とお願いしている気がします。我儘を受け入れていただいてありがたい限りです)。
吉原で絵師ヒーローというネタも、長い間ふわっと温めていたものです。キャラクターを純朴系にするか、色気だだ漏れの遊び人系にするか迷って、担当さんと相談した結果、純朴青年になりました。
結果的に、今回はこっちでよかったなと思ってます。DTだし……もはやご存じの性癖ですみません。
Ciel様による扉絵が、まさに今の季節にぴったりなので、ぜひご覧になっていただきたいです。
こちらの公式ページからお試し読みもできます。よろしくお願いいたします。電子派の方は、一ヶ月後の配信になりますので少々お待ちください。
ついでに、吉原ものや娼婦ヒロインは、あわよくばもっと書きたいと思っておりますので、機会をくださる版元さんがいらっしゃれば、ご連絡お待ちしております……!
2月、3月、4月とお知らせが続きましたが、次は少し間を置いて、夏頃に書籍が出る予定です。
難しいテーマに挑んでしまったので、絶賛手直し中です。無事に出版されますように。
今月から環境が変わって、新生活が始まったという方もいらっしゃるのではないかと思います。
そうでなくとも季節の変わり目ですので、心身の調子を崩されませんようご自愛ください。
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こめんと [ 0 ] |
新作発売『悪役令嬢は異世界転生しても乙女ゲームをつくりたい! オトメ趣味を隠していた俺がどうして巻き込まれているのだろう?』 |
こんにちは、約一ヶ月ぶりのブログ更新です。お知らせできることが続いて嬉しいです。
3/1に『悪役令嬢は異世界転生しても乙女ゲームをつくりたい! オトメ趣味を隠していた俺がどうして巻き込まれているのだろう?』(ジュエルブックスピュアキス)という新刊が発売されました。
あらすじは以下のとおり。
中身は乙女なコワモテ男子と意気投合!? シナリオライターの私が転生したら悪役令嬢!? 今回の人生でも乙女ゲームを開発中!
恐れられているコワモテ男子も巻き込んで……!
無骨に見えながら中身はオトメ。
ゲーム作りの仲間のハズがきゅんとしてしまい!?
無骨な隠れオトメンが悪役令嬢に恋を! 異世界ラブコメ。 こちら、普段のお仕事とはイレギュラーな点がありますので、少しご説明させてください。 ①桃色シーンなし健全ラブコメ ジュエルブックスピュアキスは、ジュエル文庫およびジュエルブックスの姉妹レーベルです。キャッチフレーズは「キスまでのピュアな恋にきゅん♡」で、桃色シーンはございません。
「葉月エリカの新刊だ。今回はどんなふうにエロエロしいのかな~」と期待して手に取られると、ごめんなさい。そこにいつものエロガッパはいません。桃色でなくホワイトです。こそっと呟くと、若干のシモネタはあります(それが求められてるのかは知らんけど!)
②判型が異なります 同時配信の電子書籍に関しては問題ないのですが、書店に並ぶ本は文庫サイズではなく、単行本サイズになります。
文庫本コーナーでなく、「新文芸」や「ライトノベルス文芸」といった棚に並べられてるんじゃないかなと思います。見つからなければお手数ですが、店員さんにお尋ねください。
③初めての悪役令嬢もの 言わずと知れた流行りの題材ですが、どういう経緯で書くことになったのかは、あとがきに記したので省きます。
書き手としてはとても新鮮で、終始うきうきと執筆することができました。一読者としても楽しませてもらっていたジャンルですが、実際に書いてみて、悪役令嬢ものの魅力がよりわかったような気がします。
ついでに、めちゃくちゃ久しぶりの一人称小説でもあります。本の形で発表するのは、デビュー文庫以来です。……12年前!
小説を書き始めたばかりの小学生の頃は、一人称ばっかりだったんですけどね。異世界トリップなんかも、当時の少女漫画や少女小説の流行りでした。
新しいことにチャレンジしたようで、実はずっと昔にやっていたことをなぞっているような、不思議な感覚で面白かったです。
その他の見どころとしましては、主人公が元シナリオライターなのでゲーム業界の裏側をちらっと描いていたり、相手役のコワモテ男子が主人公以上にオトメ脳なところだったり、脇役も入り乱れてのわちゃわちゃした学園生活だったり。 イラスト担当はShabon様です。表紙の二人の表情の対比が、可愛くて味があってたまりません。中の挿絵も含め、本当に素敵な一冊に仕上げていただきました。
試し読みはこちらからできます。気負わず読めるラブコメになっていると思いますので、機会があればお手に取っていただけると幸いです。
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こめんと [ 0 ] |
新作官能ストーリー配信『華と獣 ~今夜、憎い男の妻になる』 |
こんにちは。年が明けてからは初めてのブログ更新になります。
私事ですが、最近になって着付けの勉強を始めました。
十年ほど前から興味がありつつ、なかなか踏み出せなかったのですが(理由→お金がかかりそう、着ていく場がなさそう、不器用な自分にできる気がしない……etc)、和物のお話を書く上でもプラスになるのでは? と思い切って。
実際に去年は珍しく、和物の作品を書かせていただく機会が多かったんです。
株式会社ボルテージ様の、女性向け官能ストーリー販売サイト「100シーンの恋+otona love」にて、 シナリオを担当させていただいた『華と獣 ~今夜、憎い男の妻になる』の連載が始まりました。
大正時代を舞台にした、成金ヒーロー×華族のお嬢様の恋物語です。
大好きな時代を書ける機会を与えられたことが嬉しく、張り切ってお仕事させていただきました。
現在、5話までがリリースされていて、以降は毎週金曜日の更新になります。
1話目は無料でお読みいただけますので、浅島ヨシユキ様の美麗なスチルや音楽とともに、ぜひお楽しみくださいませ。
ついでにさくっと、2020年のお仕事の振り返りをさせてください。
世間的には大変な一年でしたが、幸いにも長編小説3作を発表させていただくことができました。
3月『ハレムの恋人たち 幽囚の皇子に捧げる、小夜啼鳥の艶めく恋唄』(eシフォン文庫)
6月『狡猾な被虐愛』(ソーニャ文庫)
9月『3年ごしの初夜、完遂いたします! 限界糖度のジレ甘紺』(eシフォン文庫)
自身にとってほぼ初めてのアラブもの、シリアスな大正もの、コミカルな西洋もの……と、バラエティに富んだラインナップで、どれも楽しく書かせていただきました。
この他にも、デジタルマーガレットで連載されていた『濡れ恋艶舞 年下皇子の一途な求愛』(原作はeシフォン文庫)のコミカライズが先日、最終回を迎えています。
作画を担当してくださった松元陽さん、約一年間、本当にありがとうざいました&お疲れ様でした!
こちらの作品は、現在1~5巻までが電子配信されております。
残りの巻もいずれ配信が始まる予定ですので、Twitterで告知させていただきますね。
今後の予定ですが、すでに発表されているものとしては、
という作品が発売されます。初めての異世界転生もので、久しぶりのエロなし健全ラブコメです。
今回のシナリオのお仕事もそうなのですが、普段とは違うジャンルや媒体での執筆の機会がぽつぽつ増えて、新鮮な気持ちで取り組ませていただいております。
もちろん通常どおり(?)の乙女系小説の刊行も予定されていますので、遅ればせながらですが、2021年もどうぞよろしくお願いします。
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こめんと [ 0 ] |
新作配信『3年ごしの初夜、完遂いたします! 限界糖度のジレ甘婚』 |
お久しぶりです、こんにちは。天高く馬肥ゆる秋ですね。
前回のブログで、「ダイエットに成功したら、次回ブログ更新時に報告します」と書いたのですが……あの時点からさらに体重は増えました! どうしよう、エロガッパの成長期が終わらない!
正確に言うと、4ヶ月前からさらに太って、太って、さすがにやばいと焦り始めて、3週間ほど前から筋トレ回数を増やし、糖質制限ダイエットを始めた結果、ちょびっとだけ痩せたというところです。
それでも自粛前と比べたらまだまだプラス。これから厚着になるシーズンだし誤魔化せる……と油断しないで、地道にゆるく努力します。実際、誤魔化せるレベル超えてきたし。自粛中に溶かした筋肉戻したいし。
さて、新作のご案内です。 少し前になってしまうのですが、9/25から『3年ごしの初夜、完遂いたします! 限界糖度のジレ甘婚』(eシフォン文庫)の配信が始まりました。
あらすじは以下のとおり。
ウォルシー伯爵家令嬢リアナは、海軍に所属するゼファイラ国の第七王子レナードと園遊会で出会って恋に落ち、初恋を実らせて結婚。 けれど、緊張のあまりリアナは初夜を失敗してしまう。
しかも、海賊討伐を命じられたレナードが、結婚翌日から単身赴任することに!
三年経ってレナードが戻るも、彼への免疫を失ったリアナは異常にドキドキして、触れることさえままならない。
改めて慣れるべく少しずつスキンシップを図るが、だんだん甘く淫らになっていき…?
現実では糖質制限してる作者ですが、お話の中ではせめて甘々に♡ というわけでもないのですが(むしろこの原稿を書いてた頃は、自粛ストレスでノンストップ食べ放題でした)、エロガッパ史上、最高に甘くていちゃラブな作品を……と意気込んで書き始めたのは本当です。
何せ、ヒーローとヒロインは冒頭から両想い。しかも新婚初夜から始まる話。さらに、夢のように繊細なイラストを描いてくださる風コトハさんがついている。これでにsweetにならないわけがない! と確信して執筆にかかったはずなんですが。
蓋を開けてみれば、ラブも増量だけど、コメディ成分もそれ以上に増量されてしまったような。その方向性がまた、明後日にかっ飛んでるような。
これまでにも何度か頭沸いてる系ヒーローを書きましたけど、カップル揃ってアホの子というのは、初めてかもしれません。ここ一年くらい、自分比では割と真面目系のお話を書いてきた反動が一気にどーんと。
バカップルのやりとりを書きながら何度も「ツッコミが不在……」と呟きました。これはもう読者さんに任せるしかないやつだ、と悟りましたので、お手数ですがお読みの際はなにとぞよろしくお願い申し上げます。
そんなトンチキな作品にはもったいないほどの風コトハさんのイラストですが、個人的に「ふわぁぁ!」と興奮したのは、脇役のルイというキャラクターです。何がどう素敵かを語るとネタバレになるので、実際に見てください! としか言えないのですけど。 もちろん、ヒーローのレナードとヒロインのリアナも素晴らしく美しいです。憧れのイラストレーターさんにお願いできてよかったです。改めまして、本当にありがとうございました。
試し読みは、シフォン文庫公式サイトのこちらから。このシーンは、アホエロ度は割とマイルドです。 今後のお仕事については、年明け頃に何かしらご報告できるかと思います。いつもとはジャンルや媒体の違うものが続くので、小説の形でTL作品をお届けできるのは、来年の初夏頃かな……というところなのですが、気長にお待ちいただければ幸いです。
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こめんと [ 0 ] |
新作発売『狡猾な被虐愛』 |
前回のブログからは2ヶ月ぶりです、こんにちは。
緊急事態宣言も解除されて、でもまだ油断はできなくて……という状況ではありますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。 私は自粛ストレスが食欲に直結した上、筋トレ教室にも通えなくなって、自分史上最高の体重を叩き出した結果、焦りを突き抜けて達観しました。別に私が肥えようが、誰も困りませんやん。 もしもダイエットに成功したら、次のブログの更新時に報告する――という目標を立ててはみますが、そんな宣言など何もなかったようにスルーしてたら察してください。 さて、新刊の案内です。 6/3に『狡猾な被虐愛』(ソーニャ文庫)という本が発売されます。 あらすじは以下のとおり。 ――ああ、姫様……俺なんかに、こんなご褒美を……っ 子爵令嬢の小早川環は、父の借金のせいで没落し、遊郭に売られてしまう。 初客として現れたのは、かつての下男で、初恋相手でもある相馬圭吾だった。 今や実業家として成功した彼は、大金を支払い環を身請けする。 だがそれは、妻や愛人にするためではなく、環にふさわしい伴侶を見つけるためだという。 昔のように「姫様」と呼び、嬉々として下僕のようにふるまう相馬。 縮まぬ距離に傷つく環だが、深夜の浴室で、己に向けられる変質的な欲望を目の当たりにし――!? 卑屈な忠犬実業家×素直になれない没落令嬢、罪と悔恨で歪んだ主従愛! ソーニャ文庫さんで書かせていただくのはしばらくぶりですが、コメディだった前作『寡黙な夫の溺愛願望』からは一転、大正時代を舞台にしたシリアス調の作品になりました。 プロットを提出したときのコンセプトメモは、「主従もの」「ヒロインを敬い、崇拝するヒーロー」「拝跪の美学」「絵面のキレイな『痴人の愛』」でした。 そんなわけで、タイトルからも察せられるかと思いますが、今作のヒーローはM系男子です。 愛の形は多種多様ですが、いわゆる乙女系小説だと、主導権を握ってくれるヒーローのほうがウケはいいよなぁ……と、一応ためらったりもしたんです。 でも、たまには変わり種ヒーロー書きたい! どうせ書くなら突き抜けたHENTAIにしたい! と開き直り、思い切ってプレゼンした結果、書かせていただける運びになりました。ソーニャ文庫さんの懐の深さ、素晴らしすぎる。 女性上位の主従もの&敬語男子&久しぶりの大正時代。好きなものをすみずみまで詰め込んで、満足いくまで書き尽くしました。 ヒーローの癖が強いので、誰にでもおすすめできる話ではないかもしれないのですが、お気に召していただけたなら、いつも以上に嬉しいです。 イラストを担当してくださったのは、藤浪まりさんです。 以前に和装のイラストを拝見してから、その艶っぽさの虜になり、また和物のお話を書くことがあればぜひお願いしたい……という希望を叶えていただきました。 表紙の美麗さは言わずもがななのですが、本文挿絵のクオリティもすごくて。 特に4枚目のイラストが……えっ、そこ、×××で表現しちゃうのですね!? と瞠目し、感動し、「この絵が生まれるきっかけを作ったなら、私、今回めっちゃいい仕事したな」と自画自賛したくなりました。いや、本当に素晴らしいのは、そこに挿絵指定した担当さんと、想像以上の力で打ち返してくださった藤浪さんなんですが。 他にも色々とけったいなものや、ややこしいものを描いていただいて、本当に感謝しています。ヒーローの表情がどれも最高なので、これから読まれる方々は、どうぞじっくり鑑賞してください。 試し読みはソーニャ文庫公式サイトのこちらから。 また、この作品の番外編SSが、会員限定コンテンツから読めるようになっております。 タイトルは『誓いの枷』で、時間軸は本編のエピローグの手前にあたる時期です。本編読了後に、おまけとしてお楽しみください。 電子配信は7/2から始まる予定です。電子書籍派の方には少々お待たせする形になりますが、なにとぞよろしくお願いします。 |
こめんと [ 0 ] |
新作配信『ハレムの恋人たち 幽囚の皇子に捧げる、小夜鳴鳥の艶めく恋唄』&その他お知らせ |
こんにちは。世間がざわざわしている昨今、落ち着かない日々が続きますね。
私自身も今月は胃腸炎→二週間以上続く風邪でぐったりしていたら、 極めつけに家族が軽い肺炎にかかり(流行り病由来のものではないし、回復傾向にはありますが)、ほとんど仕事ができずに終わりそうです。怖い。 そんなわけで、どうしてもどんよりしてしまいがちですが、外出を控えるべき今こそ読書はどうですか! お家にいながらにしてすぐ読める電子書籍はどうですか! というわけで、新作のアナウンスに参りました。 『ハレムの恋人たち 幽囚の皇子に捧げる、小夜鳴鳥の艶めく恋唄』(eシフォン文庫)が、3/27より各電子書店で配信開始になっております。 あらすじは以下のとおり。 11歳の王女ナティアが奴隷市から助け出した少年ライザーク。 ナティアの護衛として共に宮殿で暮らしていたが、帝国に攻め入られて離ればなれに…。 月日がたち、帝国の後宮に千人もの妾の一人として囚われていたナティアはライザークと再会する。 彼は皇太子の弟だったのだ。後宮の奥で想いを伝えあい、二人は結ばれる。 だが皇太子の命令により、ライザークの処刑が決まり――!? これまで、あまり経験のないアラビアンものです。アンソロジーの短編で書いたことがありますが、長編では初めてです。 ヒーローの属性は俺様DTです。ここ5作品くらい、シフォン文庫ではDTヒーローが続いているのですが(好きすぎてすみません)、 「他の女に仕込まれた癖なんてついてないだろ? ナティアを悦ばせるための方法しか、俺は知らないからな」と言い切っちゃう、堂々としたDTもいいんじゃないかなーと思った次第。 もしかすると、歴代の作品の中でも一番の低年齢カップルかもしれません(ヒーローが18歳でヒロインは16歳)。初々しい若人が情熱のままに互いを求める、純愛だけどHも盛るよ! な作品を目指しました。 イラストを担当してくださったのは、三浦ひらくさんです。 エキゾチックな表紙絵もさることながら、本文の桃色シーンの挿絵がとんでもなく色っぽく、眼福オブ眼福なので、ぜひ堪能していただきたいです。 前回のブログを書いたのが12月の初めなのですが、その間にもいくつかお知らせしたいことがありました。 今更ではあるのですが、改めてご案内させてください。 ①『四つの蜜月物語 ~「新婚小説」アンソロジー~』(eシフォン文庫)配信中 昨年末に配信されたシフォン文庫初のアンソロジーに、『快感マジカルチェンジ 初夜で入れ替わっちゃった夫婦のお話』という短編で参加させていただきました。 タイトルですでに出オチというか。仕事一筋の強気女子と乙女系男子の魔術師カップルが、魔法で男女逆転してすったもんだするコメディです。短編ということもあって、勢い重視で大変楽しく書かせていただきました。 葉月以外の執筆者は、あまおう紅先生、依田ザクロ先生、涼原カンナ先生です。四者四様の個性が溢れる、豪華でお得な一冊になっていると思います。おすすめです~! ②『濡れ恋艶舞 年下皇子の一途な求愛』コミカライズ開始 こちらもeシフォン文庫の作品ですが、『濡れ恋艶舞 年下皇子の一途な求愛』が、デジタルマーガレットのサイトでコミカライズ連載が始まりました。月に二回ずつ、隔週金曜日の更新になるようです。 作画は『破妖の剣』『龍王の寵愛』などもコミカライズされた経験のある松元陽さんです。 昨年からネームを拝見していたのですが、とにかく絵が綺麗で、登場人物がいきいきしていて、チェックさせていただく時間も幸せでした。 シフォン文庫作品ではもうひとつ、『旦那さまは年下狼!? 恥じらいノーブル・ウエディング』も月島珊瑚さん作画でコミカライズされています。 こちらは完結済みで、全6巻の電子書籍も配信中です。 毎月、ちょっとびっくりする数がDLされているようで、最後まで丁寧に描いてくださった月島さんに、この場を借りてお礼を申し上げます。 コミカライズって、原作者にとってはひたすら嬉しいだけのご褒美で。キャラクターの豊かな表情や、背景の緻密な描き込みなどは、絵になってこその魅力だと思います。 正直、原作よりも全然面白い! と保証しますので、機会がありましたらぜひ読んでいただきたいです。 ③2019年振り返り これこそ今更なのですが、毎年やっていることなので、ざっくりまとめさせてください。 昨年は長編3本、短編1本の計4作品を発表させていただきました。 1月『経験豊富と呼ばないで! 出戻り処女な私は、年下童貞くんの甘いおねだりに逆らえない』(eシフォン文庫) 8月『発情不可避!? 淫魔に憑かれた忠犬騎士は、夜毎むらむら苦悩する』(eシフォン文庫) 12月『逆転シークレットベビー 皇帝陛下、赤ちゃんのママはどなたですか?』(ジュエル文庫) 12月『快感マジカルチェンジ 初夜で入れ替わっちゃった夫婦のお話』(eシフォン文庫『四つの蜜月物語 ~「新婚小説」アンソロジー~』収録) 流行りの傾向ではあるのですが、長いタイトルばかりですね(笑) 一昨年から昨年にかけて、数ヶ月のお休みをいただいていたのですが、それが『経験豊富』と『発情不可避!?』の間に挟まっています。 なんとか無事に復帰できて、それだけでひと安心の年でした。読者さんには関係のない出来事なのですが、引き続き読んでいただけていることを感じられたとき、本当にほっとしました。重ね重ねありがとうございます。 体調を崩すことの多い一年でもありましたし、いまだにその傾向は続いているのですが(大病を患っているとかではなく、単純に体力が落ちているだけです。情けない)、なるべく各所にご迷惑をおかけしないよう、お仕事していきたいと思っています。 以上、長々しいブログ記事になりましたが、お付き合いいただきありがとうございました。 本当に健康が何より大切なので、皆さまご自愛くださいませ。 |
こめんと [ 0 ] |
新作発売『逆転シークレットベビー 皇帝陛下、赤ちゃんのママはどなたですか?』 |
12月です。あっという間の年の瀬ムードに呆然とする季節になりました。
この一年間、何してたっけ? もしかして溶けた? 月日は一瞬で溶けたの……? という驚きが、年々強くなっている気がします。 私生活のあれこれは本当に思い出しにくくなって、「あの年はあの作品を書いてたなぁ」ということが、刊行履歴をチェックしてかろうじてわかるくらい。 これでお仕事をしてなかったら……と思うとますます怖いので、記録も兼ねて新作の宣伝にまいりました。 『逆転シークレットベビー 皇帝陛下、赤ちゃんのママはどなたですか?』(ジュエル文庫)です。 私が陛下の後宮に!? 記憶喪失なのに!! 対面した皇帝陛下はなんと自ら子育て中!? 陛下のお子様の世話役にいきなり私が!? しかも陛下のお手つきに……!! 昼はお母さん役で赤ちゃんに懐かれ、 夜は絶倫な陛下にとろとろに愛されて……。 まるで本当の家族みたいな幸せな日々。 でも陛下が本当に愛しているのはこの子の実母。 それはいったい誰なのかしら──? イクメン皇帝の愛されママに!子育てロマンスin後宮
紙書籍、電子書籍ともに、11/30発売です。 これまでいろいろな乙女系作品を書いてきましたが、今回は初めて子育てものに挑戦しました。 小説の編集さんにはいろいろなタイプがいらっしゃると思うのですが、ジュエル文庫の担当さんは比較的、「こういうネタはどうですか?」「葉月さんにはこういうものが書けると思うんです」と提案してくださる方でして。今作はまさに、それきっかけで生まれました。 書き手としては、まったくのフリーダム状態で書かせてもらうのも嬉しいですが、新たな引き出しを開いていただくのもまた楽しいです。 シークレットベビーものって、最初はうまくまとめられる気がしなかったのですが、時間を置いて考えるうちに「この切り口なら面白くできるかも」というアイデアが浮かび、そこからは迷いなく書き進めることができました。 そのあたりの経緯はあとがきにも書いているのですが、最初に種を蒔いてくださった担当さんに感謝です。 個人的には、ヒーローがファッションイクメンだと嫌なので、皇帝陛下はガチで子育てしています。 おむつ替えや寝かしつけは当然、乳母車は手作りするし、おんぶ紐で背負ってどこにでもつれていくよ、朝議にも出ちゃうよ! という子連れ皇帝です。 絵面的にちょっと間抜けにならないかな? と心配していたのですが、成瀬山吹さんの美麗なイラストのおかげで、いやもう、ただのかっこいいスパダリでした。一児の父なのに色気もたっぷりで、ビジュアルの説得力ってすごいな! と改めて。 そして、成瀬さんの描かれる赤ちゃんが本当に本当に可愛くて! これはもうあちこちで自慢しています。ぜひご覧いただきたいので、本屋さんでお見かけの際は、挿絵だけでもパラパラと。 公式サイトからもたっぷりと試し読みができますので、なにとぞよろしくお願いいたします。 |
こめんと [ 0 ] |
新作配信『発情不可避!? 淫魔に憑かれた忠犬騎士は、夜毎むらむら苦悩する』 |
ブログではご無沙汰してます。年明けぶりです! というわけで、新作のご案内です。 王女ユーフィリアは魔力を持っていたために、お付きの騎士ルアークとともに王宮から離れて暮らしていた。
この先は、作品の内容とは関係のない雑談です。
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こめんと [ 0 ] |
新作配信『経験豊富と呼ばないで! 出戻り処女な私は、年下童貞くんの甘いおねだりに逆らえない』 |
大変遅くなりましたが、明けましておめでとうございます。いよいよ平成最後の年ですね。
昨年をざっくり振り返りますと、 『人間不信な王子様に嫁いだら、執着ワンコと化して懐かれました』(蜜猫文庫) 『うちの上司が偽宦官で、後宮で秘密の溺愛生活しちゃってます』(eシフォン文庫) 『悪魔な騎士さまとエロ充♡マリアージュ 絶対独占! 俺の嫁を箱入り育成!』(ジュエル文庫) 以上、3作品を発表することが叶いました。 プライベートの状況が変わったことなどもあり、各出版社様には、これまでよりゆるやかなペースで書けるよう調整していただきました。 とはいえ、書きたい話や挑戦してみたいジャンルはまだまだありますので、今後少しずつ執筆時間を増やしていけたらと思っています。読者様には、可能な限りお付き合いいただければ幸いです。 さて、今回お知らせする作品も、おそらく平成最後に発表されるものになります。
1/25から各電子書店で配信開始の、
『経験豊富と呼ばないで! 出戻り処女な私は、年下童貞くんの甘いおねだりに逆らえない』(eシフォン文庫)です。 あらすじは以下のとおり。
お金のために「契約結婚」した貧乏子爵令嬢のアデリナだったが、二年で夫が亡くなってしまった。 実家に戻った彼女に、幼馴染みで初恋相手のセドリックが男女の営みについて教えて欲しいと頼んでくる。
王女を妻に迎えるにあたり、経験を積んでおきたいと。
元人妻であるアデリナならそっちの知識も豊富なはず――。
ところがアデリナは処女だった! そういう約束の結婚だったのだ。
本当のことが言えないまま、アデリナは毎夜セドリックの練習相手を務めることになり…!?
葉月の作品をずっと読んでくださっている方にはお馴染みの(?)童貞ヒーローですが、タイトルからこんなに堂々とアピールしてみたのは初めてです。
実際は両想いな二人ですが、ヒロインのアデリナはお金のために別の男と結婚→死別。
留学中にアデリナが結婚していたことに凹んだセドリックは、非の打ちどころのない王女様と政略結婚することに。
間が悪く、すれ違いっぱなしの主役カップルが、紆余曲折を経て結ばれるまでの過程を楽しんでいただけたらと思います。
そして今回、声を大にしてアピールしたいのが、
池上紗京さんの挿絵が全点フルカラー!!!
なことです。
これまでにも二回ほどフルカラーの幸運に恵まれていますし、そのうちの一回は、やはり池上さんに担当していただきました(『氷雪姫は甘やかな淫熱に蕩かされて 王弟の強引な略奪愛』にて)。
再びのご縁を得られて、心から感謝しております。 電子書籍ならではの企画ですので、ふんだんかつ艶やかな桃色シーンのカラーイラストをご堪能くださいませ。
シフォン文庫公式サイトからの試し読みも、ぜひどうぞ。 |
こめんと [ 0 ] |
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