あっという間に冷え込むようになり、気づけば11月ですね。
ということで、年内最後のお仕事のお知らせです。
本日11/2に『寡黙な夫の溺愛願望』(ソーニャ文庫)が発売されました。
お試し読みは公式サイトのこちらから。あらすじは以下のとおりです。
数字フェチのエレノアは、伯爵家当主であるジェイクに嫁ぎ、
彼が営む貿易会社の経理担当として、仕事だけで結びついた夫婦生活を送っていた。
だがある日、無口な夫が突然、熱烈な愛の言葉を吐き出し始めた!
どうやら《魔女の気まぐれ》という呪いが発動し、本音がダダ漏れになっているらしい。
気持ちが悪いほどの愛妻賛美に若干引きつつ、
赤裸々な欲望を吐露されて、甘く激しい一夜を過ごすエレノア。
しかし、夫の執着愛は予想を超える重たさで――!?
清廉で真面目な夫×合理主義な理系妻、“呪い"のせいで秘めた欲望がダダ漏れに――!?
あとがきにも書いたのですが、物語の冒頭から主役カップルが結婚しているという作品は、実は初めてでした。
ほぼ仮面夫婦に等しい、淡々とした新婚生活を送る二人の、「でもお互い内心では、相手のことをめちゃくちゃ好きでした!」という両片思いのお話です。
呪いのせいで漏れ出したヒーローの口説き文句が、かなり残念というか、頭の悪い感じなのですが、基本的に恋をしてる人の頭の中ってお花畑だよねー、と思いながら、楽しく書かせていただきました。
ヒーローの言動も変な態(てい)ですが、それを受けるヒロインもちょっと変わり者という設定です。
数字フェチの、いわゆる喪女キャラ(?)で、女子力の低さにコンプレックスがあったり、そのせいで愛されてることを信じられなかったり……という頑ななところが、どう変わっていくのかという流れも楽しんでいただければ幸いです。
表紙の絵は、思い切っておしゃれに挑戦してみた変身後の姿なのですが、イラスト担当の芦原モカさんが、作中のドレスをとてもきらびやかな絵にしてくださいました。
「俺を見て、構って」とばかりにじっとり見上げている旦那様と、「人前ですから……」というように困惑している奥様の表情が素敵です。
本屋さんでお見かけの際は、せひお手にとってご覧いただきたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
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