ブログではご無沙汰してます。年明けぶりです!
今年の夏も毎日暑くて、皆様体調を崩されておりませんでしょうか。
私は、「気温の高い炎天下を歩く→外作業のために入ったお店がクーラー効きすぎ」を繰り返した結果、体温調節機能がおかしくなって、夜になると微熱が出る日々がしばらく続きました。
という話を某社の編集さんにしたら、「私もそんな症状のあとに熱中症になりました」と言われ、ひぃ! と震えました。
お仕事の効率も下がってしまい、今現在まさにバタバタしています。来年以降は、夏の間の生産力は6割くらいになると思って予定を組もう……。
というわけで、新作のご案内です。
8/30(金)より、
『発情不可避!? 淫魔に憑かれた忠犬騎士は、夜毎むらむら苦悩する』(eシフォン文庫)
が各電子書店で配信開始になっています。
あらすじは以下のとおり。
王女ユーフィリアは魔力を持っていたために、お付きの騎士ルアークとともに王宮から離れて暮らしていた。
だが、ひょんなことからルアークに淫魔がとりついてしまう。
魔術の「師匠」から、彼の命を救うには淫魔の欲望を満たす「応急処置」が必要と言われ、
ルアークの欲望を受け止めることにしたユーフィリア。
最後の一線は越えないと誓う生真面目なルアークだが、
盛りのついたケダモノのようになってしまった彼は、昼夜の見境なくユーフィリアを愛撫するようになり…!?
内容に関しては、タイトルとあらすじでほぼ説明されているのですが。
今回の見どころは、ヒーローヒロインともに純情真面目系カップルなところかな? と作者的には思っています。
この手のキャラクターたちは、きっかけがないといつまでももじもじして踏み出してくれないのですが、一度弾みがついてしまうと、その真面目さゆえに暴走を始めるところが楽しいなーと思いながら書きました。
ヒーローとヒロインの歳の差は、ちょうど10歳。三十路手前のヒーローは、あと少しで魔法使いになれるはずの真正DTです。
対するヒロインは本物の魔女です。いろいろと奔放な魔術の師匠にけしかけられて、ひたすら真面目に桃色道を邁進した結果、ヒーローが悶々&あたふたし――という、明るいエロコメに仕上がりました。
すがはらりゅう様のイラストも、美しい可愛いかっこいいはもちろん、とても大胆で目を奪われてしまいます。
自分で指定しておきながら、「ここイラストになっちゃうの!?」と驚くシーンを絵にしていただき、本当にありがとうございました。
そのシーンのひとつは、こちらの試し読みの先になります。ね? ちょっとドキドキしますよね。
この先は、作品の内容とは関係のない雑談です。
あとがきにも書いたのですが、この作品は私事で数ヶ月のお休みをいただいたのち、執筆を再開した第一作になります。
小学生の頃から小説を書き続け、こんなに長くブランクが空くのは初めてで不安だったのですが、こうして無事にお届けすることが叶い、本当にほっとしています。
振り返れば、2008年のコバルトノベル大賞で受賞させていただいてから11年。初めての文庫が出てからは、ちょうど10年が経ちました。
正直、こんなに長くお仕事をさせてもらえるとは、当時は思っていませんでした。
受賞の連絡をいただいた直後に、「夢が叶った……だけどこれからは、叶った夢が終わるまでのカウントダウンが始まるんだ」と悲痛な覚悟をしたくらいです(ネガティブ!)
ここまで書き続けられたのは、様々な出版社さま、読者さまとのご縁やご厚情があってのことです。本当にいつもありがとうございます。
毎回、あとがきで感謝をお伝えしているのですが、デビュー10周年という節目にそれだけでは足りない気がしたので、この場でも。
この先も機会を与えていただける限りは、全力で取り組んでまいります。なるべくいろいろなお話を書いていきたいと思っているので、興味の湧いたものだけでも、お付き合いいただければ幸いです。
それではまた、次回のお仕事告知で!
PR