そういえば、このたびの新刊「密やかな紅」には、サイン本というものが存在します。
たまたま東京に行く用事があったので、ついでに編集部にお邪魔して、へこへことサインしてきました。
サインというにもおこがましい署名ですが(そして私は決して達筆ではない)、「楽しんでくださる方のもとへ届きますように」と願いをこめて書きましたので、もし書店で見かけられた際は、「へー、これが」と思ってやってくださいませ。
一応、名前だけではあまりに素っ気ないので、ちょこっと仕掛けをしています(そんな大げさなものではないですが)。
そして、特定書店で配る特典ペーパーというものも作っていただきました。書き下ろしのショートストーリーが載っています。
短いものなのですが、「甘く……というか、Hにしたほうがいいですか?」と担当さんに尋ねた結果、「そりゃもう!(意訳)」な答えが返ってきたので、「よしきた!(意訳)」と張りきって書かせていただきました。ヒーローの央玖さんが最低な感じで、割と気に入っています(……)。
先日、よく行く書店で偶然挟み込まれているのを目撃して、「おお」と思いました。ええ、偶然です。どこでどんなふうに配られているのか、作者も把握できておらず……中途半端な告知で申し訳ないのですが、これも手に入ることがあれば、「あ、ちょっと得した」と思っていただければ。野田さんの美麗ラフ画もぎゅぎゅっと載っています~。
ところで、最近はぬるーくアウトドアに目覚めています。
不健全な(笑)原稿を籠もって書いていた反動か、「お日様の下でなんかしたい!」と唐突に思い立ちまして。
でも、学生時代の体育の成績はずっと「3」(先生のお情け込みで)という人種なので。そんなハードなこともできないのですが。
神戸の某お山にあるアスレチックに挑戦して筋肉痛になってみたりとか。
岐阜と滋賀の県境にあるお山に、途中まで車であがっていって、そこからのゆるゆる登山とか。
高知の某所で、インストラクターのお兄さんにフォローされまくりの川下りカヌーとか。
体力も運動神経もないなりに、「課題」でもなく、「点数」がつくわけでもなく、自分のペースで楽しめばいい外遊びは、案外よいものですね。翌日、体は洒落抜きで使いもんにならなくなりますけどね。
で、次は「ハント欲」がひそかにたぎっています。
ブドウ狩りとか芋掘りとか、なんかそういうのしたい。一番したいのは、アマゴや鮎の掴み取りなんですが。
これ、子供の頃に父方の田舎の川でやって、すごく楽しかった記憶があります。どうでもいいですが、とろい私の唯一の自慢は、「金魚すくいが割と得意」なことです。
いつか、大和郡山で開催される金魚すくい選手権大会に出場したい。達人たちの足元に及ぶわけもないですが、匠の技を間近で見て盗みたい。
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