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新刊発売『月下に滴る花雫 後宮艶情夜話』
CATEGORY : [物書き] 2014/05/04 16 : 44

発売日当日の更新をしようと思っていながら、つい間が空いてしまいました。
集英社シフォン文庫より『月下に滴る花雫 後宮艶情夜話』発売されています。
すでにお手にとってくださった方(いらっしゃれば)、ありがとうございます!
綺羅かぼすさんのしっとり美しい紫の表紙が目印の今作。
エロガッパとしては初めてのタイプのヒーローである瑛翔くんは、俺様ワンコとでもいうのでしょうか。
上からぐいぐい迫ってくるけど、一応「待て」はできるし、ヒロインのこと大好きなのは尻尾ぶんぶん振ってるからバレバレだよー、というような直情型男子です。
対するヒロインの藍蓮ちゃんは、表紙でも本を抱えているように、読書好きのちょっと変わり者なお姫様です。
実はもともとこの作品を書くときに考えていたのが、ディズニーの『美女と野獣』をやりたいな、ということでした。
あれもヒロインのベルが本好きで、村では「変わり者」と呼ばれるちょっと浮いた存在なんだけど、そんな彼女に恋した野獣が彼女に図書館をプレゼントするんですよね。
「これ全部君のものだ!」「素敵!」っていうやりとりが、同じく本好きのエロガッパとしては、「そりゃ嬉しいわ! 惚れてまうわ!」と深く印象に残っていて。
そのオマージュ的なシーンが、作中にも取り入れられています。
そして『花散らす風』に続き、今回も綺羅かぼすさんの挿絵が素晴らしいです……!
特に口絵の色使いがとても鮮やかで色っぽくて、目にした瞬間、頭の中に高橋真梨子さんの『桃色吐息』が流れました。「♪きーんいろ ぎーんいろ もーもいーろとーいきー」ってアレです。
「あなたに抱かれてこぼれる花になる」……まさに!

サイン本を置いてくださっている書店さんを一軒知っているのですが、昨日、恐る恐る覗きにいったところ、サイン分はどうにかはけていたようでした。
残っていると非常にいたたまれない気分になるので、お買い上げくださった方には、地に伏して御礼申し上げます。本当に毎回どきどきなのです。
その書店さんでは、シフォン文庫2周年フェアも展開してくださっていました。
フェア対象の既刊である『花散らす風』は、この機会に増刷をしていただいています。
去年のフェアのときも『密やかな紅』で初の重版を経験しまして、「重版童貞を破れました!」「そこは処女じゃないの?」というやりとりを担当さんとしたような。
この出版不況の中、増刷がかかるというのがどれほど大変か……ひいては、それだけの本を買ってくださった読者さんがいらっしゃることがいかにありがたいことか、しみじみ感謝しております。
あとがきにも書きましたが、次回作は少し間が空いて、秋か年末くらいになりそうです。
しばらく新作のお知らせができない分、ちょっと長々とアピールしてみました『月下に滴る花雫 後宮艶情夜話』
よろしければGWのお供にぜひともお楽しみいただければと思います。

 

 

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こめんと [ 0 ] 
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