2ヶ月ぶりの更新になります。
最近、友人からすすめてもらった『ウォーキング・デッド』という海外ドラマにハマりまして、寝ても覚めてもゾンビ三昧な毎日でした。
グロい映像苦手なくせに、人間ドラマの部分が面白くて、シーズン5まで一気に見てしまった(そして最後にはグロにも慣れた)。
風薫る爽やかな季節に何してるんだろうと、我ながら思わないでもないのですが。『アイアムアヒーロー』の映画も見に行きましたよ。
そんな話題のあとではありますが、新刊のご案内をさせてください。
このたびコバルト文庫40周年を記念して、
原案・前田珠子先生×香月せりかで、『光の巫女を抱く夜』というファンタジー作品を書かせていただきました。6月1日発売です。
【あらすじ】
命ある限り、互いを互いの『半身』とする神に選ばれた二人――ヒアルキトと、ハワルアト。
島国トランキザムでの神事を行い、命を削るようにして『ミユキ』が宿る晶脈石を生み出す。
ところが最近、より多くの晶脈石が必要とされる事態が起こっていた。いったいなぜ!?
三年前から訪れるようになった、大陸の皇子エイシャラムも交え、運命の大きな渦がヒアルキトたちを呑み込んでいく……!
そもそもこの企画は何かというと、前田先生の原案をもとにした世界観と主人公で、
二人の作家が、相手役の異なる二種類の恋物語を書くというコンセプトでした。
二ヶ月連続刊行で、ひずき優先生が先月、『光の巫女を放つ風』という文庫を刊行されています。
前田先生といえば、『破妖の剣』『天を支える者』などの人気シリーズがあり、長年にわたってコバルトを盛り立ててこられた大先輩です。
私自身も小学生の頃からの一読者で、お話をいただいたときは嬉しさと畏れ多さでおろおろしましたが、やれるだけのことをやろうと努めさせていただきました。
前田先生にも、ひずき先生にも、お世話になった編集部の皆さまにも、改めてお礼を申し上げます。
イラストは由利子先生で、キャララフを拝見したとき、ヒロインであるヒアルキトの愛らしさに加え、繊細できらびやかな衣装に見入ってしまいました。
帯の裏面には、あらすじ4コマ漫画も描き下ろしていただきました。必見です!
異国の皇太子エイシャラムとの出会いから始まる『光の巫女を放つ風』と、兄のような幼馴染みハワルアトとの関係を描いた『光の巫女を抱く夜』。
どちらか一方でも、できれば両方! 楽しんでいただければ幸いです。
また現在、WebマガジンCobaltで、舞台となるトランキザムの成り立ちを描いた、前田先生作の『創世神話』が連載されています。
ひずき先生による『光の巫女を放つ風』の番外編、『密か心』も読めちゃいます。
私も『光の巫女を抱く夜』の番外編(前日譚)で、『あなたとワルツを』という掌編を書かせていただきました。
こちらは6月3日(金)の更新になるようですので、本編を読んだ方もそうでない方も、ぜひぜひご覧になってみてください。
PR