ブログではご無沙汰しております。ほぼ2カ月ぶり……。
夏の間はバタバタとあちこち飛び回っておりました。
年々体力が落ちていくのに、我ながらほんとよく出歩くなーと……。
お世話になったお仕事関係の方も、遊びにお付き合いくださった友人たちも、その節はありがとうございました。
さて、前々からちまちまと告知をしておりました、R18乙女ゲーム『吉原彼岸花』が、いよいよ明日、9/25に発売になります。
こちらのシナリオをほぼすべて、プロットから担当させていただきました。
振り返ってみると、かつてない長期のお仕事で、公私ともにいろんなことがあったなぁとしみじみしてしまいます。
大変なこともありましたが、一足先にテストプレイをさせていただいて、美しい絵と音楽、声優さんの素晴らしい演技を目にして(耳にして)いると、「やってよかった、報われた」と強く思いました。
シナリオは自分が書いたもののはずなんですけど、もろもろの演出が入るとすごく新鮮で、普通に一ユーザーとして楽しんでしまって。
18歳以上で、乙女ゲームに興味のある方は、ぜひぜひ遊んでいただきたいです。
小説だと「読んでみてください」と言うところ、「遊んでみてください」と言えるのも、ちょっと嬉しいですね。
江戸時代の吉原が舞台で、花魁が主人公というストーリーも、こういう機会でもなければ、なかなか形にできなかったと思います。
「悲恋もので」とお話をいただいたときは、普段、ハッピーエンドが基本の小説を書いてる身として「大丈夫かな……」とも思ったんですが、いざやってみると新たな挑戦に燃えました。メロドラマ、実は大好きなので。
もちろんR18作品である以上、桃色シーンも頑張らせていただきました。せっかく素敵なスチルがつくのだからと、あれこれぎゅうぎゅうに詰め込んでます(笑)
書いた側からすると、どの攻略キャラクターも等しく可愛いのですが、誰が人気出るのかなというのも、ドキドキする要素のひとつです。
江戸ものって、身分や職業による面白さがある程度あると思っていて、各キャラクターの生業について調べているのが個人的には楽しかったです。
参考のつもりで読んだ時代小説にどっぷりハマってしまったり。いつかまた、どういう形でかはわかりませんが、江戸時代物やれたらなぁと願っています。
いろいろ語ってしまいましたが、私はシナリオという一部を担当させていただいただけで、本当にたくさんの方の力とやる気で出来上がっている作品です。
常に前向きなスタッフさんや、丁寧にサポートしてくださった方々に、この場を借りてお礼を申し上げます。
細かいところまで作り込まれていて、ちょっとした仕掛け(?)もあるゲームなので、ユーザーさんにも楽しくやり込んでいただけたらなぁと思います。
公式サイトからは体験版もダウンロードできますので、興味を持って下さった方は、どうぞ飛んでみてください。
この下がオープニングムービーです。未試聴の方は、雰囲気だけでも感じてみてくださいませ。
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